あの日の向日葵。

No.3 変化


「ただいまー」
私は疲れながらも自分の部屋へ向かう。
ガチャ
自分の部屋に入りベッドに倒れ込む。
「はぁぁぁ……」
私ってチョロイなぁ。
だってさ、チャラい系の人マジでムリ!とか前まで言ってたんだよ!?
それで、話しかけてくれたらこの人いいかも!とかチョロすぎる!!
よし!もう浮かれない!!!今から気を引き締めるぞ!

なーんて言いながら、この後、寝るまでずっと浮かれてた。


「いってきます!」
私はリビングにいるであろうお母さんに声を掛けながら玄関のドアを開ける。
「いってらっしゃい!」
リビングからお母さんの声がした。
「おはよー」
ポストを背もたれにして立っている杏里に挨拶をし、2人で学校へ向けて歩き出す。
「それでねー、奏人がねー……」