あの日の向日葵。

だから、そういう子とは話さない!
それでいいんだ!私には杏里がいるし!それで充分!!




~教室~
私は自分の席についてため息をつく。
「ねぇ、杏里!あのさ……」
私がしゃべろうとした瞬間、
「あっはっはっは!ちょっとまじウケんだけどぉ~wwwww」
ビクッ
びっくりしたぁ~!声の主はクラスの中心にいる女子達だった。
「そんな笑うなよ!www」
後は、クラスのリーダー的存在、青野太一。学校の中でも一番と言っていいほどのイケメン!だけど、見た目からしてチャラい。
茶髪でピアスを開けている。髪の毛の長さは普通くらいの長さ。
ムリムリ!チャラい。ああいうタイプ、ホントに怖い。
絶対関わりたくない!!
「おぉ、青野君、朝から女子とイチャイチャしてんね~」
のんきに杏里が言う。
「私、ああいうのホントに無理!」
つい口から出てしまった。
「凪ってさ、マジでああいうの中学の時から苦手だよね。何があったの?」
「別に何があったってわけじゃないけど、とにかく無理なの!関わってもろくなことないよ!」
うん!関わっても自分が損するだけ。
「喋ったら意外と面白いかもよ?」
「ムリ!いいよ、私には杏里がいるから!杏里がいてくれるだけで私は充分だよ。」
杏里は一瞬、目を丸くしその後笑顔になって、
「あんがと!もう、ホントに可愛い事言ってくれるんだから!」と言って、私の頭を