あの日の向日葵。

No.6 誕生花


「向日葵好きなんだ?」
私達はずっとベンチで話している。
私は太一くんに質問をした。
「ああ!めっちゃ好き!てか、花じたい好きなんだよなぁ。」
「へぇ~!いが~い!!」
「そん中でも向日葵が一番好き!」
「何で?」
「向日葵は俺の誕生花だから!」
「誕生花?」
誕生花……?聞いたことない。何なんだろ?
「誕生花ってのは生まれた月日にちなんだ花のこと!」
「そうなんだ!初めて知ったよ!」
「ついでに言うと、向日葵の花言葉は『私はあなただけを見つめる』。何か情熱的でいいだろ?」
太一くんは胸を張って私に説明してくる。
「ふふっ!あ、じゃあさ私の誕生花って何かわかる?4月17日なんだけど……」
「あぁ、勿忘草じゃねぇかな。」
「勿忘草?勿忘草って確か…………」
「昨日凪が転んだ場所に咲いてた花の名前!」
「ちょっと!!そんな言い方しないでよ!」
私は太一くんの肩を軽く殴る。
「あはは!だってそうじゃん!wwてかさ、俺ら昨日初めて話したのに結構打ち解けたよね!」
「そうだね。私もこんなに仲良くなれるなんて思わなかった!!ところでさ、向日葵の花言葉は分かったんだけど、勿忘草の花言葉はなに?ちょっと自分の誕生花だから気になる!」
「勿忘草はね、確か『真実の愛』と『私を……忘れないで』…………。」
太一くんから笑顔が消えて急に黙ってしまった。
どうしたんだろ?私、何かした?
「た、太一くん?大丈夫?」
私はおずおず太一くんに聞く。