あの日の向日葵。

太一くんはしばらく動かなかった。
そこから、生徒がどんどん教室の中に入って来る。
あ、もうこんな時間だったんだ。皆が登校してくる時間になっていた。
教室内がガヤガヤし始める。
杏里はヒソヒソ声で、
「あのさ、青野君となんかあった?」
「別に何も無いよ。」
「ホントか~?何かあったなら話してよ!聞くからさ!!」
私はさっきまでの事を、全部杏里に話した。
「ふむふむ。まぁ、まず一つ目。田辺うぜぇな。アイツうぜぇ。」
「ちょ、杏里!声デカイ!!」
私は杏里の口をおさえる。
「いいよ!どうせ教室にいないし!!」
「そういう問題じゃないでしょ!」
「あとはね、ホントに凪は自分にもっと自信持ちなよ!」
杏里は私に指を向ける。
「そ、そんな事言われたって…………。無理なものは無理。自信なんか持てるはずない。だって、私地味だし。」
「はぁ~……」
杏里は呆れている。