嫌い、嫌いも好きのうち




俺は幼かったんだ・・。


入学式の日。


俺は、写真を撮っているあいつの


千晴の隣に立った。


俺とあいつの両親は、その頃から仲が良かった。


共働きをしているあいつの両親は、


働きやすいようにあいつを保育園に入れた。


結構、上の地位にいる会社員の親父と


主婦のなっちゃんは


どうしても、千晴と離れても、


俺を幼稚園に通わせたかったらしい。


前置きはこの位にして・・


小学校の入学式の俺と千晴が写っている写真を


今でも俺は、財布に入れて持ち歩いていたりする。