でも、入ってき方が尋常じゃなかった。


誰かに押し込まれたように前のめりで入ってきた。


たぶんなっちゃんの仕業だろう・・


「千晴?!いきなりどうした?」


突然の千晴の乱入に驚いた俺。


「いきなりごめんね、龍二。

 これを渡したくて。」


千晴は綺麗にラッピングされた箱のようなものを差し出してきた。


俺は受け取らず、いや、正確にはびっくりして受け取れず、


なにそれ?みたいな表情を浮かべてしまう。


俺は戸惑っていた。


特に今日は特別な日じゃないはずだろ?!