外はいつも住んでる街に比べ比較的涼しかった。川の音に混じり遠くからは鳥の声が聞こえてくる。しばらく歩いていると人の声がする事に気づいた。
(私と同じ位の年齢だろうか、中学生らしき声が聞こえる。)
私は声が聞こえる先を見てみると男女7人グループが川の近くで遊んでいた。
(楽しそうだな、こっちに来ていなければ私も今頃…)私の所属するグループは海に行くことになっていた。その7人を見ると少し寂しさを感じた。
「あっ!危ない!」女の子の声が聞こえた。それと同時に私は目の前が階段な事に気づかず転げ落ちてしまった。