校門を出て夕日が傾いて来ている中二人で帰った。
「そういえば、優衣さん彼氏と別れたんだって?」
さっき、聞かないでくれた優しさはどこ行ったんだよ。
「うん、別れちゃいました。あはっ、
なんかね〜私が、グイグイ行き過ぎてしまった。」
あははと笑いながら言うと
「俺は、グイグイ来られる方が好きだな〜。だって、不安にならないですむじゃん?」
な、慰めてくれてる…
「まぁ、それに耐え切れなかったんなら
仕方ないんじゃない?」
…のかな?
「あ、ありがとう…?」
「あは!なんで疑問形なんだよ!」
そんな言い合い?をしているうちに私の家の近くまで来た。
「大山くん、ありがとね!また明日がんばろう!」
「おー、遅刻せんでよね?んじゃ、また明日」
「うん、また明日」
じゃ、と軽く手を上げて大山くんは帰っていった。



