打ち合わせも無事に終わり
解散となった。荷物を片付けて帰ろうとしたら
「優衣さんて、駅の方面でしょ?」
「え?そうだけど、どうしたの?」
大山くんは荷物を片付けながら「ん、俺もそっち方面だから送るよ。」と言ってきた。
「あ、私、彼氏と帰……あ、うん、大山くん帰ろう。」
いつもの癖で彼氏と帰る〜と言おうとしたときに別れたんだったと思いだした。
癖って辛いなあ〜。
ちょっと泣きそうになってると大山くんがほらほら、早く帰るよ?と、何も聞かないで優しく手招きしてくれた。
「あ、うん!帰る!先輩方さようなら〜!」
「「はーい!大山くんも佐野ちゃんも
おつかれ!あしたよろしくね〜!」」



