「優衣って、ほんと面白いよね。」
時間はお昼。陽子と机を合わせて弁当を食べていた。今までは彼氏と食べてたんだけどね…。
「それって、ちょっと馬鹿にしてるよね?」
ジロリと陽子を睨むと「ごめんごめん」
と笑いながら謝ってきた。
陽子がいれば楽しいからあまり考えずにすむ。
「ていうか、優衣とご飯食べるの久しぶりだね!」
「………それ言う?」
「あ、ごめん。でも、私がいるからいいでしょ?」
「ま、まぁ、そのとおりだけども!
これでも、まだ傷心中だぞ!」
確かにまだ悲しい気持ちは残ってるけど
後悔するような付き合い方はしてないつもりだからあまり引きずっていない。
「優衣は可愛いからすぐ誰か拾ってくれるって!」
「陽ちゃんたらー!私可愛くないけど
陽ちゃんに言われると嬉しい。うふふ」
そうやって陽子の言葉にニヤけていると
「まぁ、黙ってれば!の話だけどね。」
バッサリ。
「私を黙らせるなんて5万年はや「はいはい。早く食べ終わらないと授業始まるよ?」
「陽ちゃん私の扱い慣れ過ぎだよね。
食べます。はい。」
少ししゅんとなりながら弁当を食べ終えた。



