次の日の朝、鏡を見ると少しだけ目が腫れていた。
「優衣おはよう。あら、目どうしたの?」
「おはよーお母さん。世の中には知らなくていいこともあ「どうしたの?」
おどけてみせようとしたら遮ってきたお母さん。
顔を見るとまったく笑ってない。
「ちょっと昨日の夜陽ちゃんと電話しながら泣いただけ!もう、ボケを遮らないでよ…。」
「何かあったの?」
心配してくる母親。
全力でボケたい娘。
「…彼氏と別れただけ。」
「そう、これで勉強に集中できるわね!!!!」
と、笑わせてきたお母さん。
さっきの心配はどこえやら、、、、。
お母さんの言葉を「はいはい。」と切り捨てて朝ごはんを食べ始めた。
そろそろ食べ終わる頃
「おはよー。って、うっわ、姉ちゃんブスじゃん、どうしたの?」
弟が起きてきた。
「ぶ…失礼だな!!!直人なんか遅刻してしまえ!ごちそうさま!!!いってきます!!!」
「は〜い、気おつけてね!いってらっしゃ〜い!」
「ブス姉ちゃんこそ、その顔でイケメンに出会ってブスっていわれてしまえ!!!いってら!」
なんだかんだでこれが我が家の日常…。



