SECRET×SECRET

「街で何すんの?」

「なんも?」

「はぁ?」

「ただ、誰かと遊びたかっただけデス♪」

「なんだそれ(笑)」

なんだよ、それ…
その誰かが俺?
やばい、めっちゃ嬉しい…

「あっ…」

それまで、笑顔だった桃瀬が急に悲しそうな顔になった。

「…桃瀬?」