神様の敷いたレール

低下した思考と快楽に満ち、もう両手を離そうと思った。

そして両手を離し、輪のに絞めつけられた首一点に全体重が集中する。

そのあとの記憶はない。

気が付いたらあたりが真っ暗になっていた。

何も見えない、何も聞こえない中で微かに自分の呼吸がゼエゼエと荒くなっているのがわかった。

でも苦しくはない。