「あぁ−!!もぉ−!!そぉ〜ゆうのじゃなくてだなぁ−…」



まだまだ
続けられるのに

頭を掻きむしりだしてしまった博士を見て

少しだけ
シュンとする…。



「だって…なんでもイィから提案してみろってゆったのは…鷹里博士ですよ??」



伏し目がちになり

肩を がっくり落としながら

指先を いじりながらの反論。



− ぽんっ ぽんっ−



ギシッ

と音を立てて

ゆっくりと
歩み寄って来た博士の手が

あたしの頭の上で
軽く2回 弾む。



「いいか??俺が研究したいのは…もっと…こぉ…科学的なだなぁ…」



見上げた時には

博士は
そんな事を言いながら

黒板へと向かっていた。



「極小サイズなプロペラを頭に接着したダケで・空を自由に飛べるようになったりだなぁ。開け閉めするダケで目的地に繋がってしまう様なドアだったり−…」



汚い黒板に描きだされた

小学生レベルの下手くそな絵を見させられた揚げ句


意気揚々と語り出すもんだから



「それ…タ〇コプタ−と…どこで〇ドアじゃん。おもいっきし・ただのパクリじゃないですか」



突っ込むのも嫌になったケド

止まりそうになかったカラ



「猫型ロボット造った方が早いんじゃないですか?!」



さっきの お返だっ!!

て…嫌みっぽく ゆってみたのに。