悪魔とヤンキーの夜恋祭






「まぁそこから頑張って這い上がって、今の幹部に至ったわけ」
「そんな理由あるなら、なんで教えてくれなかったんだよ」
「言ったら、協力してくれた?」


俺は黙った。
協力したとしても、朔もやられるほど強いヤツらと闘うとなると結構なダメージを受ける。
それに借金をどう返すかも。


「俺は鳳雷龍にいて楽しかった。だけど、この契約で俺はこいつらを裏切る事になるんだと思うと辛かった。こいつらともっといたい。そんな情が出ちゃったんだ」