コンコンとノックの音がし、ドアを開けて入って来たのは佳だった。 佳は俺の方を見て、すぐに逸らした。 「何?」 「お電話です」 「そっか。んじゃあ後お願いね」 タオルを佳の手に置き、出ていった。 残された俺と佳。 佳は気まずそうだった。 「教えろよ。なんで裏切ったか」 「・・・わかった」 佳はタオルを置き、ベッドに座った。 佳は話してくれた。 なぜこんな事をしたのか。