そう…Prince Gameとは代々東城財閥が開催するgame。

そして代々東城家の娘が入学すると同時に行われる。
だけど今回は別。
今回私はアメリカに留学していた為、高校3年からの編入。
僅かgameの期間は1年なのだ。


「桜、お前にまでgameをさせて悪い。
だがしきたりだ。よろしく頼むな」
「大丈夫よ、今回悪い子いなかったじゃない」


私の運命は決まっているの。
だから大丈夫。
昔から腹括ってたもの。


「お母さん、お父さん私は大丈夫です。
そろそろ時間だから行くね?」
「気をつけていくんだよ?」
「桜、たまには元気な顔見せに来てね?」
「うん、行ってきます!」


高校3年になって新しい制服を身に包み、新しい通学路を歩き学園へと向かった。