ぼっちな彼女と色魔な幽霊


思った通り、ギロリと睨まれた。

「ご……ごめんなさい」

「お前、本当にいつも周り見てないよな。仕事増やすタイプ。変わんねぇな」

「えっ?」と驚いた顔をすると、ヨウも固まる。自分が言った言葉に自分が驚いてるように見えた。

それから、取り繕ったように「つうかクリーナーあるんだからそれ使えよ」と立ち上がり、行ってしまう。

気のせいかな。

なんかこの感じ、デジャヴっぽい。

いやでも……この前ジュースこぼしちゃったから、そのことを踏まえて言ってるのかな?

でも、変わらねぇって前から知らないと出てこなくないかな?

……思い出してる?

……思い出してるのかな?



期待が込み上げてきたのに、放課後の運動場を眺めていると、花愛先輩と並ぶヨウがいて、隣にいた才伽ちゃんが、

「なんかヨリ戻ったらしいよ」

と言ってわたしの気持ちをボコボコにした。