ぼっちな彼女と色魔な幽霊


「まあチャリでふざけてて足をちょっとね。だからまあ俺が悪い話なんだけど。
あいつも陸上部だったから余計そういうの気にしてんのかなとか思ってさ」

小さく溜め息を吐いて、

「そんな理由で別れるなよとか言ってさー。でもまあそんなわけなかったんだよな。

百パーセント思い上がりな勘違い。

先輩は先輩、怪我は怪我ってはっきり言われたのに。

なんかそんときの俺はごっちゃになってさ。

お陰で領には言う気もなかった先輩への気持ちもバレてさ。

まあくだんない喧嘩だったんだよね。今思えば。

で、別れて、気がつけば領は倒れて入院して、結局今も話せてないんだ。

見舞いには行ってたんだけど、なんか見かけると声かけれなくて」

「そうなんだ」

「こういうのって時間あけすぎると気まずくなるよね。
ひな子ちゃんはなんで?」