それからまた続けた。まるで独り言を言うみたいに、弱く、はっきりと。
「あなたの話は信じられない。
けどもし本当なら、わたしは何も知らないとしか言えない。
付き合っていたけど、振られて別れているから。
彼、急に倒れたの。学校で。原因はわからないけど意識が戻らなくて……それから、毎日彼に会いに行ってるの。
学校にもいけなくて、彼にばかり会いに行ってた。
今も病院にいるの。
ひとりで眠ってる。
もし彼の魂がさまよってるというなら、わたしになんで会いにきてくれないんだろうね。
別れたら、全てが終わりだなんてわたしは思わないのに」
先輩の肩が震えた気がした。



