ぼっちな彼女と色魔な幽霊


それから続けた。

「まあなんで美術部の奴らがあの絵を知らないと言うかはわかんねーけど、やっぱりあの本を渡した人物とあの絵を描いた人物は関係があって……というか同一人物な気がする」

「うん。偶然とは思えないよね。誰なんだろ?その子がわかればヨウが誰かわかるはずなのに。美術部の人にもう一回訊いてみればいいかな?」

「そんな簡単に口割るか?」

確かに部全体で隠ぺいしてるようなことだったら、よほどの証拠でもない限り割らない可能性が高い。

「でもひとりひとりに訊いていったら、わたしですって人に会えるかもしれないよ?」

「でも下手したら退部してそうだよな。そんな部活なら」

「うっ……。確かに。じゃあさ、退部した子かめちゃんに聞いてみればいいかな?」

「まあ去年在籍してた奴まで、新任のあいつが把握してるなら聞いても良さそうだけど」