ぼっちな彼女と色魔な幽霊


「……って、二嶋に優しくされたもんだから、期待していいか確認したいだけだろ?」

ニヤリと笑った。気持ちが読まれているからうまく反論できないけど、違うよとだけ否定しておく。

「まあまったく脈ないわけじゃねーから、頑張れひな子」

ポンっと優しくわたしの頭に触れた。

「……なんかそういう素直な応援、似合わないけど」

「そうか? じゃあ俺からもひとつアドバイスしてやる」

「うん」

「もっと色気のあるパンツを穿け」

「……なにちゃっかり脱衣所で下着見てんのよ!」

クッションでヨウを叩くと、「とり殺す」と身を乗り出す。

いつものパターンだけど気迫があって毎回怖いんだ。

「ぎゃああっ」

逃げようと後ずさりをすると足が浮いて、そのまま床に倒れてしまった。

覆い被さるヨウと目があい、呼吸を一度止めてしまった。