学校に入学して3ヵ月が経ち、みんな学校生活に慣れ始めていた時に篠宮 稜斗の印象が変わる事件が起こった。

その日の放課後、早く帰って小説とか漫画を読もう！そう思っていると、

｢お！岡槻、ちょっと準備室に資料を取りに行ってくれないか？｣

と、高野先生に呼び止められた。

この先生は、熱血系だから早く終わらせないと面倒だなぁと思い私は引き受ける事にした。

｢わかりました、行きます｣

｢お！ほんとうか！？助かるっ！じゃあ、頼んだっ！｣

____パタパタ____ガチャ

思ったより、資料多いなぁ……。そう思い運んでいた。

そして、資料を運び終わる頃には結構な時間がかかっていた。

遅くなったなぁ……早く帰らないと……

教室に着くと、人の気配を感じた。

_____よ……、_____だし……。

……？なんか、話し声がする……

_____ガラッ

そこに居たのは、篠宮 稜斗だった。