きみを想うこと

放課後

授業が終わって帰る支度をしていた。そうすると横から私を呼ぶ声が聞こえた。

「葉月」

そこにいたのは浩斗で鞄を片手で持って肩においていた。

「浩斗、お疲れ様!」

そう言ってポンポンしようと思ったけど身長が想像以上に大きくて届かなくて諦めようとしたとき、浩斗が私の頭をポンポンとしてくれた。

私はできなかったけど、照れて下を向いてしまった。

「あーかわええ。ほんまかわええ。」

浩斗はそんな私をみてそうつぶやいた。
可愛いっていうのはあまり異性から言われたことがないからちょっぴり嬉しかった。

「し、らない……」

「知らないん?今のなかったことにする?」

浩斗はにやにやしながらそう質問してきて、私は横に首を振った。

「浩斗身長大きい」

そう小さく囁いたはずなのに浩斗には聞こえてたみたいでそっと微笑んだ。

「葉月が小さいちゃう?」

こうやってからかってくる浩斗に拗ねたり怒っちゃったりするけど愛しいから浩斗がその倍に好きって言ってくれたりするだけでどうでもよくなっちゃう。

「今日、お買い物……したい」

話すり替えちゃったけど浩斗はそれもわかってたみたいで、ええよ。と言ってくれた。

「何買うん?」

「内緒!」

何買うかは決めてるんだけど、正直恥ずかしく言えない。
もしかしたらばれてるかもしれないけどそんなのどうだっていいんだ。

こうして浩斗と買い物だったり放課後デートできることが1番幸せだと思う。

「早速君達はラブラブだねぇ〜放課後デートなんかしちゃったりするのかぁ〜?」

その後ろで伊織がニタニタしながらそう言ってきた。

「い……っ伊織!ばいばい!また明日ね!」

それ以上伊織が何言うかわかってたから伊織にそう伝えて大きく手を振った。

伊織は満面な笑顔で゛がんばれ゛って口パクで言ってくれて私も笑顔で頷いた。