きみを想うこと

そのあともカラオケでずっと歌い続けてたんだけと、私は頭から浩斗くんが離れなかった。
ずーっと浩斗くんのことを考えてた。

何も集中できないくらい。

今日の遊びを台無しにしてしまったのかもしれない。
そのあとはバラバラになって私は伊織と一緒に帰り道を歩く。
伊織は家が近所だからほぼ一緒だ。

「葉月、はいこれ。」

伊織は私が考え事をしてるのか分かって少しでも元気になってほしくてなのかキャンディをくれた。

「ありがと。」

今の私ってどんな感じなんだろう。一目惚れってこんな感じなのかな?
こんなにすぐ人のこと考えてしまうのかな。

「葉月、浩斗くんのこと好きなんじゃない?」

突然伊織はそう言い出した。でも私が今こう思えるのは浩斗くんが私に惚れたらしいから。
だけれどそれを聞いたのは本人からじゃない。

もし浩斗くんが私に惚れてなかったら、私は今どうなってるかな。
ただ片思い?告白する?

「まぁ考えてみなよ。今日1日。まだ知らないこともいっぱいあるじゃん。ね?」

伊織にそう言われて、それもそうかなっておもった。

伊織とバイバイして家に着いた。
ただいまと軽く言って自分の部屋に入った。

そのままベットの上に寝転んだ。

浩斗くん……
私は心の中でそっと呟いてそのまま眠ってしまった。