きみを想うこと

ネックレスを選びあの後お互い付けて初お揃いのものができた。嬉しくて嬉しくて大事にするって誓った。

とうとう夜の21時を回っていた。やっぱり早いな〜なんて思いながら駅まで歩く。

「葉月の家ってここから遠いん?」

「んー電車で30分くらいかな!」

「あ、そうなん?俺ら電車同じやったよな。最寄りどこなん?」

そうだ、浩斗と付き合う前電車で会って助けてもらったことがあった。
今思えばあの時はなんも思ってなかったけど、確かに同じだ。

「泉崎駅だよ!浩斗は?」

「えっまじ?!俺もなんやけど。」

浩斗はとっても吃驚していて私まで驚いた。

「えええ、本当?!驚き」

まさかの浩斗と最寄りが同じで逆に合わなかったのが不思議でならなかった。
まぁ、泉崎から私の高校まで通う人は結構いるから浩斗が居てもおかしくない。

「なら家まで送る。ゆうて家近かったりしてな」

少し微笑んで手をちょっと強く握ってきた。

「ええ……いいよ!遠かったら悪いし…」

「何言うてん。こんな夜遅くに女の子1人帰らせれんやろ。心配やわ、やから送るで」

浩斗は少し私に怒るように言ってきて心配してくれて尚更嬉しかった。

「ありがとう。」

お礼を言って一緒に電車に乗り込んだ。












♪〜ドアが閉まりますご注意ください〜♪




やっと駅についてホームから階段で外へ出た。

「あー、今日ほんま楽しかったわ。葉月のいろんな所見てますます好きになった、幸せやった」

静まり返る外で浩斗はそう呟いた。
嫌なところばっかり見せたのにそれを好きだと言ってくれてすごく嬉しかった。

「私もすごく幸せだった。嫌な所見せたかもしれないけどそれを好きって言ってくれてすごいうれしい。私も好きっ大好きっ」

普段言えないから好きって言っちゃった。

「ほんまかわええ。帰りたくない」

可愛いってたくさん言ってくれてる。照れるけど嬉しくて私もバイバイする時間がどんどん迫ってきて帰りたくなかった。

そう思ってると私の家が見えてきた。

「あ、私の家あそこだよ!」

浩斗は見て口を開いた。

「俺んちここから10ぷんくらいやわ」

10ぷん。結構近い……。