「ま、どっちでもいいよ。それよりさ?美奈子、店大丈夫?」


「あ、いけない! …って嶺人! あんたのせいでしょうが! あ、嶺人⁉︎ 行っちゃった…」


美奈子さんの声が聞こえてるはずなのに、振り返りもせず走っていく。なんて無責任な…!


「大変ですね…」


「…ホント、困っちゃう! あっ、さっきの気にしなくていいからね?」


「あっ、いえ。私は別にいいですよ? お手伝いしても」


「ホントに⁉︎ 助かる〜! ホント、ムリしなくていいからね?」