連れられてやって来たのは、駅近くにある雑貨店。


小物やちょっとしたアクセサリーなどがあって結構人気のお店だ。


すんなりとこういう所に連れてくるところも、女慣れしてるんだなと改めて思う。


「この店、知ってる?」


「もちろん。女の子なら喜ぶと思う」


「…フッ。と思う、か。ってことはキミは喜ばないってこと?」


「そうとは言ってないけど」


「ほらまた。キミさ、言葉にトゲ付けてるよね? 特に男に。なんとなくだけどね~。でも、オレの勘って当たるんだよ~?」


「さ、さあ。どうでしょうね?」