「え、あっ、あの…」 早川先輩にすっぽりと包まれたまま わたしはどうして良いかわからなくて 早川先輩の鼓動が聞こえてくる 「足怪我した?」 早川先輩は、私の顔を覗き込み 心配そうな表情だった 「大丈夫か?」 早川先輩はゆっくりと私から離れると またそう訪ねてきた