「ビビりすぎ。電話、切れる」 「…すいません」 わたしは電話に出る " あー!もしもし?明ー?あんた部室にいる? " 「もしもし、居るよー!桜子来れないの?」 別に隠す内容じゃないと思うけど なぜか小声で話しているわたし、 " 早く終わったから行こうと思ったんだけどねー、親に帰って来いって言われてさ " 「え、ちょっと困るよ、どうにかこれないの?」