「天然バカー」



「もうちょっと…………オブラートに包んでよ」



私は、プクッーと頬を膨らませて怒った。



「早く自覚しろ…………」



そういうと私の頭をグシャグシャにした。




目的地に着くまでに心が満たされた雪であった。

end