「ま、まずかった?」 「…ち、違う」 女の子の不安な声に慌てて否定する。 だけど、喋ろうとすると泣きそうになって、見られたくないからうつむく。 「どこか痛い?自分で食べれる?」 女の子の心配する声にこみ上げてくるものに歯止めが利かなくなっていく。 なんで、どうして…。 「…んで」 「ん?」 「…な、なんで…。ここまでしてくれんだよ…。俺と、あんたらは他人なのにっ」 こんなに優しくされたら、もう、あそこに戻れなくなるだろうが…。