すると後ろから、聞き覚えのある声がして現実に戻った。 「ゲッ。出た・・・」 「朱音ちゃん、ひ、酷い・・・」 思わず、心の声が出ちゃった・・・。 「朱音ちゃん、ぼ、僕のこと嫌い・・・?」 子犬のような目で、私を見つめる。