これほど、 大切なものなんて思いもしなかった。 ある意味、 貴重な経験なのかもしれない。 あたしにとってはデメリットでしかないんだけれどもね。 「リハビリ科に問い合わせとくわね。 明日から頑張りなさい、私は応援するわ」 そう言いながら瑞希先生はどこかに電話してくれた。