ガラガラッ 「沙稀っ!大丈夫か?」 「ねぇ、れん君!さき立てない」 なんで立てないの? なんで、なにもわからないの! もう嫌だよ、 何もかもわからない。 「沙稀、大丈夫。 少しずつでいいから思い出していこうな」 「うん、」