『おじさん、沙稀はきっとおじさんの幸せを願っていると思います。』 『そうだといいけどな。美稀の血を持っている子だからね、わかってくれるか……』 沙稀も高校2年生。 ただ、混乱しているだけ。 今まで再婚もしなかった父親が急に再婚と言い出したんだから。 「なぁ、沙稀……」 「ん?」 「実際の気持ちはどうなんだ?」