私が食べ終わり、お礼のはずが何故か男子二人が会計を終わらせ外に出た。
『じゃあ、私こっちだから。』
みんなは駅に行くが私1人だけ駅には向かわないため、一人で帰ろうとした。が、
「じゃあ、俺が送ってく。」
『いや、いいよ。』
「私も行く!!」
「もう時間遅いから夏芽は駄目。わかった。じゃあ、蛍は亜羅汰に送ってもらって、僕は夏芽送ってくから。」
待て待て待て待て!
話が勝手に進んでいく。
『ほんとに大丈夫だって。すぐ近くだし。もう遅いからほんとに。』
「だからだろうが、近かろうが危ないもんは危ないんだよ。蛍は女なんだから。」
そう言って、わかったか?と私の顔を覗き込む。
『っ!わかった!わかったから、そんなに顔近づけないでよ!』
そう言って亜羅汰を押し退けると、亜羅汰はクスクスと馬鹿にしたように笑ってくる。
「…わかった。今日は帰る。また明日ね。蛍。優くん行こう。」
「そうだね。バイバイ2人とも。」
そう言って2人は駅に向かって歩き出した。
やっぱり、夏芽は優に心を開いてるなと改めて感じた。そして、あろう事か亜羅汰にさえ。
「おい。行くぞ。」
『…行くぞって、あんた私の家知らないでしょ。』
「あんたじゃなくて…『わかったってば!あ!ら!た!』
そんな言い合いをしながら暗い道を歩いた。

