あなたに出逢えてよかった。

みんなが頼んだそれぞれの品物が届き、それぞれが食べ始めた。

私は既に氷が溶けてしまった薄い烏龍茶をちびちびと飲んでいた。


「おい。お前食べないつもりか?」

「そうだよ!烏龍茶だけじゃもっと痩せちゃうよ!!」

「ちゃんと食べなきゃ体に悪いよ?」


そう言って、3人とも、はい。と自分たちが食べていた各々の食べ物をフォーク、スプーン、箸で私の目の前まで運んできた。。。


『い、いや、いらな…』

「ちょっと!亜羅汰!邪魔!!蛍は私のオムライス食べるんだから!!」

「あぁ?うるせぇぞ夏芽!優だって出してるだろうが!!それに蛍は俺のパスタ食うに決まってるだろうが!」

「…2人のことはほっといて、蛍、僕のコロッケ食べなよ。」


…いらない。

しかも、3人が私に差し出しているのはどう考えても口に入り切らない量で、


『そんなに食べれないし…てか、そんな事で喧嘩しないでよ。』


そういって、私が呆れたように笑うと

何故だか3人とも驚いたような顔をしていた。


『??…なに?みんなしてそんな顔して。』


私が首を傾げると、3人は優しく微笑んだ。

そうかと思うと、何故だか隅にあった小皿を取り出しさっきまで私の口元まで運んでいたものをその小皿に盛り、私の目の前に置いた。


「「「さぁ、召し上がれ。」」」


…無駄に多い。

そして、その無駄に多い量を食べ終わるまで3人に監視…見守られながらファミレスで地獄の時間を過ごした。