高校生になって数日たってからというものの
未だに人がちょっと恐い
信じられない

たった一人を除いては

「あぁ・・・もう嫌になる・・・」

昔のこと忘れられたらいいのに
切り替えが効かない

自分の教室に足を運ぶ

「お!来た来た!!愛奈ちゃーん!!」

逢坂君が私を見つけて駆け寄ってくる

「逢坂君、おはよ。いつも元気だね

疲れないの?」

「全然?愛奈ちゃんこそ

やっぱり低燃費だね
というか、冷たい氷だよ」

「私はいつも余計に疲れたくないし

でも、冷たい氷は言い過ぎ!!」

そこまで冷めてないし
逢坂君は最近ちょっと生意気になってきた。

中学の時はもっと優しかったのに
今はこんなことをいう子になってしまって

「お姉さん悲しいんだけど

こんなこと言う子だと思わなかった」

「いつから俺の姉貴になったの!?

それに誕生日は俺の方が先じゃん!!」

「さっきからだけど?

いやいや、ごめん、逢坂君より
私の方が大人な自信ある」

そういって自信気に言ってみる

これが作っている今の姿
助けてもらってからというものの
だんだん逢坂君に
惹かれていくようになって
でも言うわけにはいかない私