俺達が初めて会ったとき。

それは高校の入学式。


遥(はるか)は椅子に座っていたんだっけ。



たぶん誰もが1度は凝視してしまうほど可愛くて、俺もそのうちの1人だ。


まだ幼さが残ってはいたがぱっちりとした二重に笑うとキュッとなるくちびる。


教師の俺がこんなこと言うのはあれだが、周りの子達とはオーラが違う。