僕たちは叶わない恋をしている。

「夏実!移動教室!」



「真由〜時間やばいよ!急ご!」



私達は急いで用意し廊下を走っていた。



「ドンッ」



「すみません!!!」



誰かとぶつかった。その拍子にぶつかった人のノートを拾った。


「崎本‥‥‥‥湊斗??」



「ごめん!!それ、俺のなんだ!拾ってくれてありがとう!」



湊斗??もしかしてあの湊斗なの??



「夏実!時間!!!」

真由に呼ばれ我に返った。


「あっ!!いけない!!」



次の授業時間、私はあの湊斗なのかどうかわからないのに、あの人のことでいっぱいだった。