僕たちは叶わない恋をしている。

「だいたい元々好きってわけじゃなかったし」

そんな気がしていた。真由が本気で人を好きになったところを私は見たことがない。

「次がんばろ!」

こんな簡単な言葉しかかけてあげれられないことに胸が痛くなった。

「そうだね!がんばろ〜!!!」

こんな感じでたわいもない話をしてカフェから出ようとしたその時だった。

「あれって…」

真由と声が揃った。