僕たちは叶わない恋をしている。

「もしかして‥‥夏‥‥夏‥‥」



「夏実です!!」



「そうそう!!夏実ちゃん!!久しぶりだね。」


覚えてくれてた。若干微妙だったけど(笑)
それでも良かった。少しでもこの石のことが記憶の片隅にでも残っているのなら。



「湊斗くん!会いたかった!」


「まさか、同じ学校だったなんてね。よろしく!」



夢かと思った。湊斗くんと出会う夢なんて、もう何回も見てきたからなおさら。