わたしは部屋に戻りゆっくりすることにした

にしても、することないなーっ

ガチャ

優「ゆーき!」

優だ

雪「ん?」

優「外行って遊ぼーぜ!!」

優は遊ぶ気満々だが

雪「ダメだよ、そんなの鬼が許してくれない
1歩でも外に出てみ殺されるよ」

優「はー!?なんだよそれー!」

ぶーぶー文句を吐く

雪「黒乱の幹部の人間は
風空に許可なく外出するのを禁じられてる」

言わば、わたしたちは
鳥籠の中なのだ

優「でも、優雅はよくどっかいってるよ?
今さっきも出てったよ?あいついつ許可なんて下ろしてもらったんだ?」

首をかしげて唸る優

雪「優雅はね、ほんとの家があるから」

優「ほんとの家?」

雪「そーだよ、優雅は両親がいて普通の一家
そこに帰ってんの
だからなかなかここにもこないし、よく外にでれるの
…まぁそのかわり、家族を人質にとられてるよーなもんだけどね」

優「人質?」

雪「そう、鬼の命令は絶対に聞くこと
最低でも週1回はここに顔をだすこと
とか
これが守れなきゃ、優雅も優雅の家族も潰す
ってね」

ま、逃げたって1日で捕まるだろう

優「優雅も大変なんだな」