そのあとわたしも監禁部屋をでて
急いで部屋に戻った

ガチャン!

布団にうずくまり眠る

ゆいに。ゆいに会いたい。

っ…。

「ゆぃ…」

トントン

優「ゆき?帰ってきたのー?」

優が部屋の扉をノックした

…ごめんね、優
今はただゆいに会いたいんだ

ガチャ

優が部屋に入ってきた

わたしは寝たふりをすることにした

トタトタ

足音が聞こえる
わたしのベットの前で止まる

優「ゆき?寝たの?」

そんな問いかけも無視する

ポンポン

優「大丈夫、大丈夫。」

優はわたしの背中を摩ってそう呟く
わたしが起きていることにきっと気づいてるんだろう、観念したわたしは

雪「…なんでわかったの?」

そう聞いた

優「俺の部屋隣だよ?
扉あくおとしてすぐにこっちにきたのに
寝てるなんてそうそうないでしょ?」

優は笑いながらそう言った

優「どーかした?」

言えるわけない

雪「別に…眠かっただけ」

優「…嘘つかないで」

なっ

雪「嘘じゃない」

優「はあっ…雪嘘つくの下手だね」

優は深いため息をついていった

雪「なんで?」

優「雪、今髪触ってるでしょ?」

髪?

雪「あ、うん」

たしかに触ってるや

部屋が白いから電気を消しても
うっすら見えるのだろう