俺が雪に与えなきゃいけない人の暖かさを

雪は風空と出会って知った。

気づいた時には遅くって

ゆいにとても申し訳ないことをしてしまった。

風空は雪に居場所を与え

仲間を与えていた。

優雅「…ゆい、ごめん」

それでもゆいは

ゆい「結果的に雪が笑ってるから構わないよ」

そういっていつものように許してくれた。

それなのにっ

俺はまた、同じ事を繰り返していたんだね。

『ゆいに出来ないこと代わってしてあげて』

泣かなくなってしまった雪を勝手に強くなったと勘違いして

ほんとは誰よりも雪を助けたかったはずのゆいの気持ちを踏みにじって

かってに安心して。

こっちがピンチだから助けてって。

また勝手なこといって。
いくら雪の為だからって

雪が安定するまでほんとは来る予定じゃなかったのに

なのに…俺らなんて、ほっとけばいいのに

なんで、ゆいはいつまでも暖かいの?……