ゆいside

優雅とのことを思い出させたあと
眠りについた雪。

雪の夢を覗いた。

それは、雪の傷を深く抉るものだった。

雪はまた死にたいと願った。

このままじゃまずい

ゆきは闇を広げ

闇に取り込まれていく

ほっとけば、雪は死んでしまう。

なのに、タイムリミットはもうそこまでせまっている。

風空の事ばかりに時間を使えない

雪は儚い。

風空をどうにかした所で
雪にも光が戻る…
そんな保証はどこにもない
それが怖い

雪「…ゆいっ…」

俺の名前を呼び弱くなる雪

そんなことゆってもらんないな…

ゆい「雪。」

雪「はあっ…はあっ…」

泣き疲れ息を上げる雪

ゆい「俺は雪を愛してるから戦うよ」

ゆい「でも、その前に少し遠くへ行こうか」