白と黒

ゆい「まだ、思い出すのは早かった
心がほとんど壊れてる。」

真剣な表情でそういった

優雅「っ…雪は大丈夫なの?」

ゆい「…大丈夫なわけはない。
ご飯も食べない、笑わない、口数も少ない、最近じゃ自分から心を閉ざしてる。
表に出てこようとしないんだ。」

優雅「い、まも?」

ゆい「このままだと確実に

雪は死ぬ」

優雅「ぅ、そでしょ。また、記憶消せないの?」

嘘だと言って欲しかった

ゆい「あれはただの気休めでしかない。
今から記憶を操ったところですぐにおもいだすそれに、混乱するだけだ」

苦しい顔をしてそういったゆい

それはそうだ、ゆいは雪を愛してるんだから
そんな彼女ほんとは見たくなかった
だから記憶も消したりしてたのに

結局、それは無意味になってしまった