優side

あれから一週間の日がたった。
雪は相変わらず覚めない

ベッドに眠る彼女の手を握る

優「はやく起きてまた遊ぼ」

きこえるはずのない彼女に毎日語りかける

ふわっ

一瞬で小さかった彼女の手は大きな少し硬い手にかわった

優「ゆい」

ゆいに変わったんだ

ゆい「あ、なに優そっち系?」

未だに握りっぱなしの手をみてゆあれた

優「ちがう、ちがう」

ははっと俺は笑った

ゆい「…毎日、ありがとう」

優「いーよ、ただ俺が心配なだけだし」