また暗闇の中、ただゆいを追いかけて走る

…ゆいっ
…ゆいっ

ゆいっ

ゆい『い き ろ』

嫌だゆい行かないでいって欲しくない。

この後いつもわたしは目覚める

まだ覚めたくないっ!
ゆいと
ゆいとまた一緒にっ

っ…変化。お願い

雪『ゆいっ!!』

ゆい『!?』

変化っおきた!?

ゆいの顔がいつもと違う
同じ夢じゃなくなった…

雪『絶対ゆいを連れ戻すからね
まってて?』

わたしは涙を流しながら精一杯笑った

ゆいは悲しそうな顔をした

わたしのこと嫌いになっちゃったのかな
それは困るな…わたしにとってゆいは

唯一無二の存在

雪『だいすきだよゆい』

届くか届かないかの声でそう呟いた

ゆい『だいすきだよ』

えっ…

ゆいもそう呟いた

雪『ゆいまっ!』

待ってそう言おうとしたが
ゆいはもういなかった

あぁ、目覚めるのか
まだ、もぅちょっといたかったな…